2020年の冬からこども3Dプリンター教室というのを開催しています。2020年は、コロナの始まった年で、開催したあと6年生で参加してくれたこどもの親御さんから、「今年は多くのイベントが中止になりましたが、最後に楽しいイベントに参加できました」と言ってもらえたのが印象的でした。確かにコロナは大変だけど、こどもに新しい経験する機会を奪うのはもっと大変なことだと思います。少人数の開催でキャンセル待ちで参加できなかったこどももいたのですが、参加してくれたこどもは楽しんでくれたようです。
大人向けもそうなのですが、少人数で開催しています。というのは、実際3Dプリンターにさわって欲しいからです。3Dプリンターは、一人一台用意しています。3Dプリンターは素晴らしい技術だともてはやされていますが、実際はどういうふうに動いて、速さはどうなんだと言うのを体験してほしいのです。ある人は、遅くて全然使えないと考えるでしょうし、出力されたものを見て想像していたものより全然きれいにできないと考える人もいるでしょう。それじゃ、今の技術レベル(レベルはこれからどんどん上がっていくでしょうが)では、全く使い物にならない技術かというと、そうではないです。今の技術でも十分使えるところもあります。3Dプリンターはどういうもので、どういった使い方ができるのかを想像できるだけの体験をしてもらいたいと思っています。
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